2016/05/06

辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#5

町山智浩さん
think movie storyから。その③※町山智浩さんはブログなどでの引用はOKと公言されてます。念の為。

ジョセフキャンベルの話。
物語は分離から始まる。
スターウォーズ→農民やってるルークが旅たつ。分離。
百鬼丸も旅立つ。セパレーション。
どらえもん劇場版は全て旅立ち。安全な場所から危険な場所へ。
冒険に出なさいというしょうれいがある。地獄への招待状。主人公は最初にこれを嫌がる。使命を与えるのはじいさんが多い。師匠さんとか。
宮本武蔵も同じ。
師匠。メンタがだいたい登場する。
孫悟空の三蔵法師とか。
マトリックスのモーフィス。

主人公は境界線を突破して旅に出る。→枷と同じ。
どらえもんだとワープ。

次に誘惑。
目的から主人公を外そうとする。キリストも仏陀も同じ。
怪しいエロい女などの誘惑。旅を止めさせようとする。
逆にエロい女が惚れてきたりする。

次に闇に落ちる。→破れと同じ。
意味がある。擬似的な死を意味する。
死であると共に子宮の意味もある。強くなって生まれ変わる。再生。キリストも同じ。

最大の敵と戦う。
それは父。世界の支配やルールそのもの。
ダースベイダー。社会のシステム。既存システム。
私が戦っているのは社会、システムを変える為だと。
それが父との戦い。象徴。
巨人の星。美味しんぼ。全て同じ。
神を倒す。王を倒す。
次の責任者。次の世界をつくる。成長の物語。
学んでいく過程でもある。
世界を知る。宇宙を知る。世界模型のように。

最後に、元に戻る。
桃太郎も同じ。
成長して大人になって帰る。
どらえもん劇場版は全てこれ。

普通の人の話。みんなこういう過程じゃないですか。
大人になるということは。そういう意味。
神話の話でありながら、みんなの話。
大きな話にまとめてるだけ。
物語というのは人生のメタファーなんだということ。
キリストがどうとか英雄がどうとかではない。
自由を掴むこと。自分の本性を知る。これが自由になるということ。

以上の論に対するアンチテーゼもある。


続きはその④へ。

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