2016/05/09

詩『言葉なんていらない世界があると彼女が教えてくれたんだ』


僕が作る物語「マルチプルアウト」には
性描写は必要だと思う。
村上龍、村上春樹、岡崎京子・・
ある意味では性描写にこそ
オリジナリティが最も表現されている
言葉が無用なセックスを
言語で表現する
村上龍さんが言ってた
1969年に春樹さんは
もうセックスを知っていた
それは俺との違いとして
大きな違いなんだと
そんな話を

岡崎京子さんが描く
セックスは
なぜだか
手塚治虫さんが表現する
エロさがある
荒木経惟さんの写真と同じ
きっとやるときは
シャイなんだ。

2016/05/08

辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#7

辺境ラジオから①

科学者は必ず観察対象に自分を投影する
顕微鏡の向こう側に自分自身の自画像を見ている
研究している当の本人の生き方とか人格とかを正当化する根拠を見出そうとする
「空目」
人間は自分が見たいものを見てしまう性質がある

ワトソンとクリックが発見した遺伝子における二重螺旋の構造について
DNAが二つあるのはなぜか
お互いの欠点を補強し合う。誤りがおきない。ベストパフォーマンス。→それはつまりワトソンとクリック自分たちのこと。

ネイティヴアメリカンの話
我々は白人が来るまでは決して穴を掘らなかった
ガイア。つまり地母神。
ヨーロッパ人は自然が嫌い。
森というのは恐ろしい場所。グリム童話は怖い。
日本は森林率70パーセント
イギリスは11パーセント、フランスは30パーセントぐらい。その思想は自然自体が邪悪。原罪。
我々は子供は純粋で無垢という。キリスト教だと子供は野蛮。動物に近い。力づくで教育善導。フーコーを読むと18世紀ぐらいまでのヨーロッパの育児は処罰。
宗教改革で教会が親から教育権を奪った。親たちが子供をすぐ殺しちゃうから。ちょっと数が多いと面倒くさいから寝床で窒息させてた。
神の下では人間は平等。勝手に子供を殺す権利はない。
教会が学校をつくる。初等教育のはじまり。
動物レベルから人間レベルへの引き上げをしなければならないと。
子供が無垢とか愛と慈しみによって才能を開花させてなんていうルソーやペスタロッチの教育思想は近代のもの。
因習に対する理論武装。

家族を維持するためには演じる力が必要。
自然に愛情が湧いてくるとか親なんだから情は通い合うとかは絶対ない。そうではなくてある「型」にはまる。
もしくは「型」を演じることで、初めて内発的なものが生まれる。


なるほど。。。
マテリアル、方法は労力でカバーする。
あとは待つしかない。
坂道を全力で駆け上がり、死ぬ直前を擬似体感する。
チキンレース。極限まで身体を絞る。
ぎりぎりまで行く。
肉体を精神が超える音。ロックンロール。

マジック。イリュージョン。魔法。
ヤクルトのデーゲーム。神宮球場で舞い降りてきたもの。
村上春樹さんのはじまり。ヒットが打たれた瞬間。

そうだ。写真も上げよう。
Brooklyn Parlor 心斎橋。隠れ家的でもありながら開放感がある素敵な場所で。

心に刻まれたのか検証する~GW恒例観た映画一言感想~

ちょっとここ最近は
重たい内容を書いてましたので
今回は気分転換に軽快なもので♪

昨年もやりました
昨年は蒼井優さんの虜になっていたんだなぁ・・


今年は5本しか
観てないんですけどね
ではでは
意味深そうで
なーんも考えてない一言感想。

まあ・・スター・ウォーズですよww
J・Jエイブラハムス作品の一押しは
ズバリ!フリンジですっ。時空超えw

まあ・・ダブルオーセブンですよww
久しぶりに観なくてもよかったかな~って
思った映画です。。失礼しましたw

んん・・まあ、今、観なくてよかったかなw
絵描きをしたくなる映画ですよっ

この映画は劇場に観に行ってまして
一度その感想も書いたんですが
今観るとどう感じるかな、なんて
思って観たんですが
あああ~っこれも、
今、観てはいけない映画だったww

もうね、今年のMVP映画はこれw
渋谷の住民だった時代を思い出したw
電グルの前身だった「人生」・・懐かしいw
この時代のことは後日ちゃんと記事にしよう♪

電グルのドキュメントは
サブカル&音楽系若者は必見!
ケラさん出てるよw




2016/05/07

再び閉塞の場所へ


小学校5年生の夏、町に初めて出来た大型書店紀伊国屋。
いつものようにわくわくしながら立ち読みをする。
二十代と思われる知らない男性に声を掛けられた。
「君はこういう本が好きなの?」
「ちょっとついてきて」
非常階段の踊り場へついて行った。
その後の空白。
何度かこのブログでも触れているのでこれ以上は書かない。
なんでも話せた姉にも一度も話さなかった出来事。
それは、自分の今の家族にも。誰にも話さなかったこと。
夢や幻想だったんじゃないかと自問自答を無限に繰り返した。
誰も信じてはくれないだろうと諦めた。
隠していたというより、話す気になれなかったという感が強い。
その後の父の事業の破綻。家族の死。
小学校6年の夏休み明けの転校。
そして閉塞感が僕を覆う。

中学校2年生。暖かい季節のある日の夕方、
お風呂上りでまだ髪が濡れたままだったと記憶している。
当時毎週読んでいたプロレス雑誌を立ち読みするため本屋さんへ。
何気なく単行本の本棚を眺めながら店内を歩いた。その時にみつけたんだ。

『1973年のピンボール/村上春樹』

なんだか読んでいると息苦しくなった。
でも、なぜだろうか。この本を手放したくなかった。
寂しい気持ちの友達が欲しかったんだと思う。
当時の僕と同じような。
・・・・・・・・・・・・・

コリデール。羊の品種のひとつだという名前のシンガー。
息苦しさと寂しさの歌。

再び僕は同じ場所へ辿りついた。そんな感じだ。

世界は変化した。音楽を聴くかたちも。
有名無名など意味は無い。リスナーがチョイスする。自分の感性で。
僕はビョークとコリデールを並列で聴いている。

・・・・・・・・・・・・・・

何度も読んできたのに『羊をめぐる冒険』のプロローグが
思い出せず、久しぶりに読んだ。

「二十五まで生きるの」と彼女は言った。「そして死ぬの」

もしかしたら、今、僕が抱いている47歳の不安は
20歳の時に抱いていた不安と何も変わらないのかもしれない。
今年の1月、36年ぶりにあの非常階段の場所へ行った。
何も起きなかったし、空白の記憶は何も戻らなかった。

・・・・・・・・・・・・・・

僕の戦いについて。
お題目・テーマはほとんど決まっている。
どうせ戦うなら大きく出よう。3本勝負だ。
マテリアルと更なる体力づくり。
絶え間なく。






2016/05/06

辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#6

町山智浩さん
think movie storyから。その④※町山智浩さんはブログなどでの引用はOKと公言されてます。念の為。

ロバートマッキー脚本評論家が主人公の映画。アダプテーションという映画について。
脚本家が主人公の映画。
ストーリー製作についての結末。

チャーリーカウフマン。マルコビッチの穴の脚本家。
計算つくされた脚本。
アダプテーション→脚色の意味。
バレリートーマスというエージェントからの依頼から始まる。ニコラスゲイジが主演。
蘭泥棒。ノンフィクションの予定だった。
ストーリーが作れない。悩む。
蘭というのはタフではなく育てにくい。そういったエピソードがあるだけ。
映画のストーリーというのは始まりがあって終わりがなければならい。何度か言ってるがそうじゃない映画もある。

蘭泥棒にはストーリーがない。実話。
脚本が書けない。話がない。
作れない。
人と話が出来る双子の弟がいる。
アクティブな弟ドナルド。
弟が俺も脚本書けると言い出す。
兄チャーリーが出来るわけないじゃないかという。
成長する話じゃないとダメだろと。

ドナルドは刑事と犯人は同一人物だという奇想天外なストーリーを考え進める。
タイプライターの前で何も書けずオナニーをするチャーリー。考えてること、やってることをそのまま垂れ流す、これを意識の流れ、という。文学のひとつ。
エージェントとセックスを想像する内容の脚本。
そのままエージェントに提出する。
エージェントは怒る。
チャーリーは逃避している。

一方ドナルド。ストーリーという本を読んだか?とチャーリーにいう。ハリウッド映画の典型。ロバートマッキーという人の本。チャーリーは嫌い否定する。

ドッペルゲンガー→江戸川乱歩。二重の自分自身。
ドナルドとチャーリーはそれ。
チャーリーがなれないドナルドという人格。

原作者に取材に行くチャーリー。
ロバートの講座にも参加。
チャーリーはロバートに質問する。
ストーリーは行動しないとダメだと言ってますが
エピファニーなんてないんです。戦いなんて何もないんです。ロバートの答え→君はバカなのか?戦いなんて世界中にあるだろう。もしないというなら、君は人生を生きてないんだ。現実を生きていないんだ。

ロバートに相談する。蘭泥棒の原作をみせ、映画にするにはどうすればいいのですか?
結末が大事だと答えるロバート。3幕目が大事と。
そうすれば映画になる。やっちゃいけないのは
デルゼウスマッキーナ方式だと。水戸黄門のような最後。
この会話か3幕目の始まりになる。残り40分。
ドナルドを呼び付ける。ドナルドが原作者に会いに行く。
原作者はウソつきだと、チャーリーに報告。

この先の映画の内容はハリウッド映画の要素が全部出てくるので映画を観てくれと。(ネタバレになる為)

全員、実在する人物。
だから映画に出来ないと。エージェントは困る。
スパイクジョーンズだけが乗り気になる。
原作者は映画内容をみてビックリする。
チャーリーも最低の人間になってるでしょ?だからあなたも我慢しなさいよと説得する。
原作者を説得する決めゼリフは、あなたを演じるのはメリルストリープだと。そして映画になる。それがそのまま映画になっているアダプテーションという映画。

スパイクジョーンズはハリウッド映画を嫌っている。
ハリウッド映画の定型に対する皮肉か。
やっちゃいけないというデルゼウスマッキーナ方式をロバートの登場によってやっている。
ハリウッド映画定型を茶化しているのか、わからない。
殺人犯と警察官と被害者が同一人物だったというドナルドの案。これは、1人の人間の頭の中での話というオチ。
全てのテキストにサブテキストを入れる。
赤頭巾ちゃんのテキストと貞操を襲うというサブテキスト。そういう意味。
この映画は難しい。アダプテーションという脚色という名のノンフィクション。定型と不定型のせめぎ合い。

以上。

大好きな町山智浩さん。
たくさんの勇気を貰ってます。ありがとうございます。


辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#5

町山智浩さん
think movie storyから。その③※町山智浩さんはブログなどでの引用はOKと公言されてます。念の為。

ジョセフキャンベルの話。
物語は分離から始まる。
スターウォーズ→農民やってるルークが旅たつ。分離。
百鬼丸も旅立つ。セパレーション。
どらえもん劇場版は全て旅立ち。安全な場所から危険な場所へ。
冒険に出なさいというしょうれいがある。地獄への招待状。主人公は最初にこれを嫌がる。使命を与えるのはじいさんが多い。師匠さんとか。
宮本武蔵も同じ。
師匠。メンタがだいたい登場する。
孫悟空の三蔵法師とか。
マトリックスのモーフィス。

主人公は境界線を突破して旅に出る。→枷と同じ。
どらえもんだとワープ。

次に誘惑。
目的から主人公を外そうとする。キリストも仏陀も同じ。
怪しいエロい女などの誘惑。旅を止めさせようとする。
逆にエロい女が惚れてきたりする。

次に闇に落ちる。→破れと同じ。
意味がある。擬似的な死を意味する。
死であると共に子宮の意味もある。強くなって生まれ変わる。再生。キリストも同じ。

最大の敵と戦う。
それは父。世界の支配やルールそのもの。
ダースベイダー。社会のシステム。既存システム。
私が戦っているのは社会、システムを変える為だと。
それが父との戦い。象徴。
巨人の星。美味しんぼ。全て同じ。
神を倒す。王を倒す。
次の責任者。次の世界をつくる。成長の物語。
学んでいく過程でもある。
世界を知る。宇宙を知る。世界模型のように。

最後に、元に戻る。
桃太郎も同じ。
成長して大人になって帰る。
どらえもん劇場版は全てこれ。

普通の人の話。みんなこういう過程じゃないですか。
大人になるということは。そういう意味。
神話の話でありながら、みんなの話。
大きな話にまとめてるだけ。
物語というのは人生のメタファーなんだということ。
キリストがどうとか英雄がどうとかではない。
自由を掴むこと。自分の本性を知る。これが自由になるということ。

以上の論に対するアンチテーゼもある。


続きはその④へ。

辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#4

町山智浩さん
think movie storyから。その②※町山智浩さんはブログなどでの引用はOKと公言されてます。念の為。
その①の追記
ストーリーがあるものが娯楽映画
仁義なき闘いの脚本家笠原カズオさん
転がりが良すぎると観客を置いていってしまう
1転がり
2宝
3枷
4敵


5三方(さんぼう)
鏡餅の下の台
明智光秀がこれをひっくり返して謀反を決意した
一か八かやってみる瞬間
これがない映画もあるがこれがあるのが娯楽映画
ストーリーを決定する
キリスト教でいうリープ・オブ・フェイス(Leap of faith)
信仰に飛び込め
リスクに飛び込め
そういうもの。
エピファニー→その人が生まれてきた意味とか、何のためかに目覚めるみたいな意味。本質に目覚める。サルトルの実存主義はこの本質を否定している。
コーリングともいう。
ロッキーの例。俺は殺されるかもしれない。でもやってみるよ、と決めた瞬間。
戦わなかったストーリーもある。それの方が現実性があったりする。

6破れ
主人公が負ける、弱いところをみせる。
プライベートライアン。
主人公が本音を出して泣くシーン。これ。
盛り上がりの前に一回落とした方がいい。
一回負ける。三回戦みたいなパターン。
プロレスは昔は3本勝負だった。
用心棒。
一回ボッコボッコにやられる。その後の盛り上がり。
一度地獄に落とす。
7オリン
バイオリンの音の事。
すすり泣かせるシーン。そういうシーンに昔はバイオリンが流れた。エモーショナルなシーン。主人公の弱みとか観客は知っていて、主人公と一体感が生まれてる。
8山
山場。クライマックス。
どんな映画にもこれは必要。
ワールドウォーZ。これは山がなかった。訳ありでカットされた。
9タメ
笠原カズオさんの脚本映画→ガマン劇と言われた。
タメがあるといい。前半耐えて耐えて、みたいな。これに最近の観客が飽きてる為、全体に分散させてる。でも全体としてのカタルシスが無くなっている。
10お題目
テーマ。この映画は何が言いたいのか。書き手作り手が本気で言いたいこと。それがないと、安っぽい、興行映画になる。上っ面だけの忘れさられる映画。

アメリカでの脚本講座で話されたことは笠原カズオさんの骨法と同じだった。ハリウッド映画だけは、これに沿って作られている。
人類史の中で、人間が成長するパターンがこれ。どらえもんも、そう。スーパーヒーローものはだいたいこのパターン。全ての文明に通じる英雄神話は全てこれ。
スターウォーズを製作する時にルーカスは全ての英雄神話を調べた。先にやっていた人がいた。
ジョセフキャンベル。
英雄は千の顔を持つという本があるらしい。

その③に続く。

2016/05/05

辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#3

町山智浩さん
think movie storyから。その①※町山智浩さんはブログなどでの引用はOKと公言されてます。念の為。

映画だけどストーリーがない映画がある。
イージーライダーなど。
骨組みがない。エピソードで繋げている。
地獄の黙示録もそう。
エピソードがバラバラ。
カーツ大佐を殺すという目的は変わらない。

漫画→主人公のキャラクターで繋げている。
映画と基本的に構造が違う。

背骨があるもの
映画のストーリーはジェットコースターに似ている。
ジェットコースター的ではない映画もある。エッセイ的な映画。起伏のないもの。映画にはいろんなものがある。

線路がくねくねしたものがある。でもやり過ぎると観客は飽きる。主人公すら変わってしまう映画もある。

骨組みがしっかりしているものがいいとは限らない。

セリフとかはいいけれどストーリーがない映画もある。

シックスセンスについて。
カウンセラーのブルースウィルスのベッドタイムストーリーについて。
『あのね、先生、ストーリーにはツイストというものが必要なんだよ。車がガス欠したってのはどう?』
『先生、自分自身の話をしてよ。先生はなんで悲しそうなの?』
くねくねしてないと面白くない。
人に、話は聞かせられない。エンターテイメントにならない。話を転がす。これが大事。

笠原カズオさんのシナリオ骨法。
物語を形作りする為の要素が書いてある。
「あの夏静かな海」は「稲村ジェーン」が最悪だったので、これが映画なんだよと北野武監督がつくった。
更にそれに対して笠原カズオさんは怒った。
それで書かれたシナリオ骨法。

これに書かれたポイント
1転がり
ロッキーが例。いきなりのチャンピオン戦指名。さあどうする?スターウォーズ。お姫様が囚われている。さあどうする?ジョーズ。いきなりサメが現れた。さあどうする?
転がりがダメな映画。帝都大戦。いきなり派手な戦闘シーンで始めた。いきなりジェットコースターを走らせた。でも誰も乗ってなかった、という感じ。
転がりが遅いのもある。
スターウォーズは転がり出すまで長かった。

箱書きと幕
時間割がある。まずシナリオというのは箱割りから予算を算出する。90分でだいたい箱が9個。
ダイハードのプロデューサーの話。
10分ごとに何かを爆破させろ。

幕がある。
映画というのはだいたい3幕。1幕がだいたい30分。
1幕目→主人公の出会いとか。転がりの為にある。
2幕目→主人公の葛藤とか。
3幕目→クライマックス
1幕に10分の箱が、3つ。10分ごとに驚かす。
スリーアクト方式
スタンリーキューブリックはよく2幕方式でやる。そういうのもある。

2枷とアヤ
枷が必要。
足枷とかのカセ。
主人公に障害物を与える。
乗り越えるべきもの。
乗り越えられそうにない不可能なもの。
頑張れベアーズが例。こいつら本当に勝てるのか?
これが枷。
枷がないものもあるけど、枷がない人生はない。
枷がないなんて大金持ちだけ。
昔はタブーがいっぱいあったんで枷もたくさんあった。
今は少なくなってる時代だからストーリーが緩くなっている。
アヤが大事。
テクスチャ。布の縫い目。
人間同士の関係性。板前さんとおかみさんと元の大将の関係性みたいな。おかみさんが好きだけど、大将に悪いみたいな。観客はジリジリする。

3宝
トランクの奪い合いとか。世界中のスパイが狙っているとか。トランクの、中身は関係ない。
本当の宝とそうでないマクガフィンがある。
ロッキー→チャンピオンベルトがマクガフィン。本当の宝は誇りを取り戻すこと。
目的、ゴールを観客にみせる。
これを設定しない映画もある。
これがはっきりしてなくてもキャラクターで持って行ってしまうものがある。漫画では、逆に面白いキャラクターがあればストーリーはいらない。キャラクター任せ。これをキャラクターが走り出すという。キャラクター主導型のストーリー設定。時間の制約がある映画ではこれが出来ない。
お宝が見つからないと枷が不明確になる。
好きな人が出来ました→宝
見栄えが悪い、金がない。どうしようかな→枷

4敵カタキ
悪人でなくてよい。宝を守っているもの。立ち塞がるもの。敵。敵役は強くなくてはならない。なにが敵役なのかわからないのはダメ。
ゼログラフィティ。あれは真空が敵。
半沢直樹→あれは毎回敵が明確。水戸黄門系。
雑魚キャラからボスキャラまで倒していく。ボスキャラはいい人なのかわからないといい。
つまり、今の体制と繋がりがあり、倒すことが不可能と思われるもの。今の環境そのものみたいな。
吉良上野介とか。体制そのもの。犯罪者でない。
もっとも倒せない、世の中そのもの、みたいな。
お宝を独占しているとか。現状そのものとか。
スターウォーズ→宇宙の王なんて最強。

辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#2

一村の手紙
http://www.synapse.ne.jp/saitani/isson.htm

狂った狼 死神先生 これは近頃の私のアダ名です。

いま私の全神経は、絵に向いています。さわられても、叩かれたように驚きます。実に楽しく絵をかいています。絵が楽しくなると正反対に、私の言動は狂人に近くなります。オランダのゴッホも、フランスのセザンヌも、執筆中の夏目漱石も、画室に於ける横山大観先生も、狂人同様であったことを想起して下さい。
いま私が、この南の島に来ているのは、歓呼の声に送られてきているのでもなければ、人生修行や絵の勉強にきているのでもありません。私の絵かきとしての、生涯の最後を飾る絵をかくためにきていることが、はっきりしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は絵と対座して居る時は、勇気はコンコンと泉の様に沸き、生気が体内に漲るのを覚えます。絵を離れるや、深い溜息と身ぶるいと、何者かに胸部を抱きすくめられた様な胸苦しさに、甚しい不整脈となり不安妄想のとりことなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はフッと死神が傍らに待機して居る様な気がしてなりません。



もう一度自戒しておこう。
私が壊れてしまった理由を認識している。当たり前だ。
それは老いることへの恐れ。
身体は老いるのに、心が精神が、そういうものが成熟していないということ。

若い頃からも、幸せな家庭を手に入れてからもずっとずっと頭をよぎること。
それは私の家系は全員早死にしているということ。
50歳前後で終わる。それはそれでいいと思えてきた。
もっと言えば、もしも終わらなかったらこっちから終わりにしてやりたいという気持ちもある。死への恐怖などない。家族のなかで一番身近で一番大好きだった姉貴の死にざまを観ていて、それは確信した。姉貴は死など毛筋ほどにも恐れていなかった。
問題は存在の証明だ。

私の存在を知ってください。私は生きてこの物語を残しました。
これが最後の戦い。
このブログでなぜ書くのか。弱い人間だからだ。モチベーションの維持だ。
メモ書きとは?戦う準備と戦略と戦術。緻密にやるしかない。才能も技術もないのだから。

メモ書きだから、べつに誤解されてもいいし、そもそも私のブログなど読まれてもいないだろうが念の為書いておこう。
ノンフィクションという番組が僕は大好きだ。
2016年4月3日放送のアマチュア棋士、故天野貴元さんの放送はずっと号泣しながら観た。そういうことだ。

辺境の片隅、存在の証明、そのメモ書き#1

人が共感・感動することは才能や技能や知識ではない。人と繋がりたいという気持ち。

村上春樹さんのオリジナリティの定義について
They produced a sound that was fresh, energetic and unmistakably their own.
彼らの創り出すサウンドは新鮮で、エネルギーに満ちて、そして間違いなく彼ら自身のものだっった
実に素晴らしい心持ち
今日という一日の中に、もうひとつ別の新しい一日
そんなすがすがしい気持ち
それを共感して欲しい

正確に記しておこう
これがこれからの僕の指針だから
田中一村さんは50歳で奄美大島へ移住した
最後まで好きな絵を描き続ける

そう。何よりも何よりも好きの度合いだ。