2016/08/28

TIME IS EVERYTHING TO ME

8月ももうわずか
夏もあと少しで終わりますが

みなさんどうお過ごしでしょうか



今年の夏は近年では

一番思い出深い

そんな感じです



夏といえば

高校生のときに

数人の男女の友達と

学校の帰りに

海へ遊びに行きました

高校3年生だったかな

友達と書きましたが

友達というよりも

クラスメート

ただ同じクラスだったというだけ

当時ぼくがリーダーをやっていた

パンクバンドのメンバーが

二人行くので

それに付き合った感じでした

そもそもパンクスを名乗るものが

海へ遊びに行くことに

ちょっと抵抗があったんですが



高校生の頃って

まともに人と会話できなかった

まともに人と会話できるようになったのって

社会人になって二年目ぐらいから

そう二十歳ぐらいから

「まとも」ってどういう定義か

そうですね

相手がぼくと話してて

笑ってくれる

ということかな



二十歳ぐらいまでは

みんな、ぼくに対して

怒ってましたよ



海へ行った話に戻るけれど

6人ぐらいで行ったかな確か

海へ着いたら

ぼく以外のクラスメートは

ビーチボールとかで遊び始めたんですよ

おそらくねフツーはさ

その輪に加わって一緒に遊ぶよね

でも

ぼくは入れなかったし

入らなかった

100メートルぐらい離れた場所で

海をひとりで眺めてたんです

砂浜に座ってね



1時間ぐらいしたら

別の泳いで遊んでるグループから

ひとりの女の子が寄ってきた

中学生のときに同じクラスだった子

今では名前も思い出せない子



「ひさしぶりだね」って

「なにしてるの?」って

声かけられて

なんだかさ

返す言葉がなくて

「もう帰ろうかなって思ってさ」

そう言ったんだけれど

その子は不思議そうに

ぼくとクラスメート達の

距離を考えたのか

ケンカしたの?ってきくから

「ひとりでいるのが好きなんだよ」って答えた

「あんた、中学ん時からそんな感じだったよね」

てその子に言われて



なんだかさ

その言葉がけっこう重たくて

ぼくはそれから

真夏の炎天下を

15キロぐらいかな

歩いて帰った

クラスメート達には

先に帰ることを告げずに



そんなことばかりしてたんです

周りの人が怒るのわかるでしょ

人と人との機微?礼儀?

そういうの身についたのって

30代からなんじゃないかな(笑)

いや、身に付いては

いないんじゃないかな

だって未だにSNS上で

怒られるからね(笑)



なので元来のぼくは

人との付き合い方が

ダメなんですよ

でも別にもう

いいかなって思ったりする



その裏返しなのか

人に嬉しいこと言われると

本当に自分の命を

捧げてもいいくらい

少なくとも自分ができることは

なんでもしてあげたくなったり



そういうことが時々

あるんですよ


真夏にひとりで歩いて帰ったときに
ずっと頭の中で聴いてました

『TIME IS EVERYTHING TO ME』

いろいろとあるかもしれませんが
時間が解決しますよ

あのときは泣かなかったけれど
今は泣いてる

そういう人の悲しみが伝わってくる
わかるとおもうんだけど
あの輪に入っていない人
笑いあって楽しく生きていない人
そこから外れてしまった人の
悲しみが伝わってくるようになった

二十代によくスライダーズを観にいきました
来てる客はみんなひとりぼっちの人が多く
派手な恰好の人もみんな淋しい人ばかり

みんな生き延びたとおもう

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