今日、はじめて西加奈子さんの
小説を読みました。
吉本ばなな、三浦綾子、三浦しをんに
続いて生涯を通じて読んだことがある
女性作家の4人目が
西加奈子さんになりました。
読んだ本はデビュー作の
『あおい』なんですが、
なぜ西加奈子さんを
読もうと思ったかといいますと、
辺境ラジオで直木賞受賞『サラバ』と
西加奈子さんを大絶賛されてたからなんですよ。
絶賛とはいっても
唯一内田樹さんは
まだ彼女の作品は
読んだことない、
と言ってました
というか・・
辺境ラジオって
なに?って(笑)
ちなみにですが、
Amazonの『サラバ』の
レビュー覧はひどいですよ。。
『あおい』の内容は
恋愛ものでしたが、
ちょっと岡崎京子さんの
物語風味が感じられましたね。
なんとなく、なんとなくなんですが、
岡崎京子さんの『テイクイットイージー』を
文体にするとこんな感じ
なんだろうなって思いましたよ。
村上春樹さんは
良い小説とは
何ぞや的な説明で、
テクニックやストーリーの
面白さなんかよりも、
ひとつだけ何かがあればいいんだ・・
ということを話されてましたが、
『あおい』にはそれがありましたね。
まあ、あったというだけです(笑)。
はっきり言いますとね、極私的な感想は、
三浦しおんさんの本の方が面白かったです。
私にとっては。。
女性主人公が一人称で語る
恋愛についての話に実感が湧かないんですよ・・
これって岡崎京子さんの漫画も同じなんですが、
絵で追う漫画だとシンクロ無しでも
女の子の内相に肉薄出来るという感はある。
それと、もう一つ考えたことがあって。
そうです。
表題の小さな恋のメロディについてなんですが。
みなさんご存知でしょうか。
映画『小さな恋のメロディ』。
ブランキージェットシティも
歌ってる通りで
まだ観たことがないんでしたら
早く観たほうがいい映画ですよ。
で、センチメンタルな
男子にとってはですよ
自分でセンチというのも
恥ずかしいですが・・、
『小さな恋のメロディ』が
完全100%な恋愛ものなんです。
ある意味
(エッチな気持ちを置いておくとすれば)
センチ男子が恋愛に求めるものは
『小さな恋のメロディ』で感得した
あの気持ちになりたい、
ということなのです。
なので、琴線に触れるか
否かはあの『小さな恋のメロディ』的なものが
感じられるものかが大きく左右してまして。
『あおい』を読みながら、
んん・・やっぱ女性からの恋愛観とは
なかなか相容れないものって
当然ながらあるよねって思っちゃったんですが。
みなさんどうです?
最後に念の為のコメントですが、
西加奈子さんの小説は結構いいですよっ(笑)
3 件のコメント:
西加奈子さんは、黄色いゾウが好きです。
Yurixさんっ♪
コメント有難う御座いますっ
黄色いゾウ・・映画化された作品ですね。
私は宮崎あおいは好きな部類に入る女優さんです。。
向井理と宮崎あおいって、ある意味、誰も文句が言えない取り合わせじゃないですか(笑)
え、あれ映画あるんですか!?
知らなかったです。
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